Friday, November 29, 2013

谷昭範、囲碁仕込みのマネジメント!?8アンダー首位タイ!




2011年09月30日18時27分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア1 ベ・サンムン -8
谷 昭範 -8
3 キム・ヒョンソン -6
4 篠崎 紀夫 -5
平塚 哲二 -5
薗田 峻輔 -5
7 丸山 大輔 -4
高山 忠洋 -4
武藤 俊憲 -4
片岡 大育 -4


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ギャラリーの声援にこたえる谷昭範(撮影:岩本芳弘)


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コカ・コーラ東海クラシック 2日目>◇30日◇三好カントリー倶楽部(7,310ヤード・パー72)

 国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」の2日目。ツアー未勝利の谷昭範がトータル8アンダーでベ・サンムン(韓国)と並んで首位タイに立った。「アプローチがすごく良い」という言葉通りスタートの10番でチップインバーディを奪うと、グリーン周りの小技が冴えて安定したプレーを披露。後半2番、3番と連続バーディを奪うと、5番ではこの日2つ目のチップインバーディ。さらに、7番もバーディとし首位タイに立って見せた。

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 ガマン比べは臨むところだ。「だだっ広くて、距離が長くて、カットがアンダーパーになるようなコースは合わない」。飛距離のでるタイプではない谷は、この三好のような戦略が求められるコースで力を発揮する。常に頭の中で緻密なマネジメントを組み立て最善の攻め方を模索する。そんな谷のプレースタイルのバックグラウンドにあるのが、プロを目指すまでの腕前の囲碁だ。

 谷は小3から囲碁を始めるとメキメキと実力を伸ばし、父親の仕事の関係で生まれ育った台湾の大会で優勝をするほどまで成長。プロになろうと帰国して日本棋院の院生にまでなった。しかし、ゴルフをやっていた姉の影響と、「単純に運動が好きだった」という気持ちからゴルフの道を選択。中学2年頃からプロを意識して練習に励んだ。

 その囲碁で培われた頭の回転の速さでゴルフでも自然に戦略を組み立てることが当たり前となっている谷。その戦略が奏功して今大会もこの位置にいるのだが、一方で「頭の中で組み立て過ぎてしまう。もっと野生的にやりたいんですけどね。いらんことまで考えてしまう」と計算に偏りすぎて思い切ったゴルフが出来ないでいるのも悩みのタネだ。悲願の初優勝へ挑む決勝ラウンド。この絶好のチャンスをモノにするために、戦略の枠を超えた攻めの一手が求められる。


【2日目の順位】
1位T:ベ・サンムン(-8)
1位T:谷昭範(-8)
3位:キム・ヒョンソン(-6)
4位T:篠崎紀夫(-5)
4位T:平塚哲二(-5)
4位T:薗田峻輔(-5)
7位T:丸山大輔(-4)
7位T:高山忠洋(-4)
7位T:武藤俊憲(-4)
7位T:片岡大育(-4)
7位T:チョ・ミンギュ(-4)
12位T:池田勇太(-3)他6名
19位T:片山晋呉(-2) 
19位T:石川遼(-2)他5名

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